46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

本日でサラリーマン人生が終わります

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こんにちは。

 

本日9月30日をもって、新卒から21年半のあいだ勤めてきた会社を退職します。

9月上旬に最終出社を終えており、そこからは有給休暇(年休)を取得していたので、すでに気分的にはセミリタイア生活に突入していましたが、

いちおう年休中は社員なので、明日からが完全に無職の状態になります。

 

退職前に年休を取得していても、退職日には出社して挨拶や手続きをされるケースもあるようですね。

わたしが勤めていた会社では、年休取得開始前に最終出社して、挨拶や手続き(備品の返却など含む)を済ませますので、実質的には「最終出社日 = 退職日」という感じでした。

それでも、本日がひとつの区切りにはなりますので、自分のサラリーマン人生を少し振り返ってみたいと思います。

 

25歳~33歳(新人~若手時代)

わたしの仕事は、製造業の研究開発職に近いような内容です。(厳密にはちょっと違いますが、ここでは省きます)

もっとも必要な知識は「化学」です。

「元素記号」とか「化学式」を日常的に使うようなお仕事です。

異なる業界・業種の方からしたら、あまり想像できない世界でしょうね。

 

昔から「理科」が一番好きな科目だったので、大学も理系に進み、そのまま化学の知識をつかう仕事に就きました。

そういう意味では、自分の希望する道に進めてラッキーだったと思います。

とはいえ、、

なにか大きなことを達成したいという志があるわけでもなく、なんとなく、周りに合わせて進学し、就職し、という生き方をしていました。

 

新人のころは、おとなしくて目立たないタイプで、黙々と仕事をこなしてました。

いまから考えると残業も多くて、ややブラックな面もあったかもしれませんが、新卒で入社した会社だし、その環境が当たり前と思って働いていました。

それほど仕事ができるわけではないけど、真面目なのは取柄でコツコツと働く日々。

そして数年間が過ぎていくうちに、仕事も徐々にできるようになり、自身もついてきて、やりがいを感じることが増えてきました。

 

33歳~39歳(中堅時代)

ずっと同じ職場で働き続けていましたが、33歳のとき、一度に2つの転機が訪れました。

一つは転勤で、今も住んでいる大阪に引っ越してきました。

もう一つは結婚で、転勤とほぼ同時に新婚生活が始まりました。

 

元来から人見知りの性格なので、転勤後もしばらくは新しい環境に馴染めず、ひっそりと職場生活を送っていましたが、

優しい同僚に恵まれて、徐々に打ち解けて接することができるようになりました。

 

仕事面では、転勤前と同じ職務内容だったこともあり、経験が増すにつれて実績があがるようになり、もっとも仕事が楽しいと思える時期でしたね。

ただし、ほとんど雑談もせず長時間、黙々と仕事をこなす姿から、陰では「サイボーグ」というあだ名を拝命していました、、、

このころは「自分ができることは、人もできるようになるはず」と考えていた節もあり、後輩にとっては厳しい先輩だったなと、いま振り返ると申し訳なく思います。

 

39歳~46歳(マネージャー時代)

39歳で課長職に昇格しました。

自分で仕事をするのと、組織を動かすのとでは、まったく異なる能力が必要となります。

最初はいろいろなことが上手くいかず、社会人生活でもっとも挫折を味わった時期でした。

それでも、マネージャーを経験することで、自分自身にとても大きな変化がありました。

以前はどちらかというと「仕事は一人でするもの」という意識が強かったです。

それが、「仕事はチームでやるもの。そのために人を育てることが何よりも重要」という考えに変わっていきました。

 

また、「自分は人にものを教えることが好きだ」ということにも、40歳台になってから改めて気づきました。

むかし、ある同僚が「後輩を指導するのは面倒だ。自分の時間をたくさん割かないといけないし。時間を返して欲しいとさえ思うよ。」という発言をしていました。

わたしの場合は彼とはまったく異なり、人にものを教えたり、その準備のために時間を使うことに対して、なんの抵抗も感じません。むしろ、楽しい時間と思えるんですね。

どちらが良い悪いではなく、たんに性格の違いなんだと思います。

 

会社を辞めるにいたっても、もっとも心残りとなったのは、

「後輩たちの指導ができなくなる」ことでした。

最後に自分が率いていたチームメンバーはもとより、そのほかにも自分が採用に関わったメンバーも数人いて、

彼らの成長に関わることができなくなるのは、とても残念でした。

もう少し若いころは、自分がこんな気持ちを持つなんて想像してませんでしたけど。

 

今後について

明日からは、正式に完全無職となります。

自分の好きなことをして、自由に生きていこうと思っています。

こんな状況になれたことに感謝しています。

 

とりあえずは、サラリーマン時代の最後に気づいた「人にものを教えることが好き」を実践するつもりです。

実際に何をするかは考え中で、すでに準備していることもあるし、これから新しいことにもチャレンジできたらいいなと思っています。

始めたら、またこのブログでも紹介します。

 

よく考えたら、ブログも「教える要素」はありますね。

わたしは「ものごとに対しての考察を文章にする」というのが昔から苦手で、読書感想文なんかは、原稿用紙一枚だけ書くにもとても苦労していました。

それよりは、「自分でいろいろ調べて、調べたことを文章や資料にまとめる」ほうが得意だし楽しく感じます。

ニーズがない情報を発信しても、誰にも読んでもらえない、ということはありますけど、、、

ブログを通じた情報発信も、たぶん継続していくんだろうな~と思っています。

 

当ブログの方向性も試行錯誤しながらになりますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。