セミリタイア後の資産をどのように運用するか【アセットアロケーション】
こんにちは
今日のテーマはセミリタイア後の資産運用について。
私の現在の資産割合(%)と、今後どう運用していく予定なのかについてご紹介します。
結論としては、投資信託をメインとした運用を継続しつつ、現金(預貯金)の比率も高めに維持するつもりです。
現金派か運用派か
セミリタイア後の資産については、主に現金(預貯金)として保有されている方と、資産運用されている方に分かれると思います。
ある程度のリスク(不確実性)をとって資産を増やそうとするか、それとも安全資産として現金のまま保有するか。
どちらが正解ということはなくて、性格や考えかたによって向き不向きもあるかと思います。
私は資産運用派になりますが、それほど経験年数が長いわけではなく、いまで4年ちょっとくらいです。
バラツキはありますが、平均すると月当たり〇万円くらいの黒字にはなっています。
退職直後の資産割合について
下のグラフは、現時点での私の資産割合(アセットアロケーション)です。
「預貯金」71%、「投資信託」21%、「ソーシャルレンディング」8%の内訳です。
9月末に退職し、退職金の給付や財形貯蓄の解約などで現金が増えたため、現時点ではサラリーマン時代と比べて預貯金の比率が高くなっています。
ちなみに、わが家は夫婦2人暮らしですが、「夫婦別財布制」をとっているため、これは私だけの資産情報です。
資産運用では「投資信託」がメインとなっています。投資信託とは「投資家から集めたお金が、販売会社や運用会社を経由して株式や債券などに分散投資・運用される」金融商品です。
もう一つの「ソーシャルレンディング」というのは、投資家からお金を集めるのは投資信託と同じですが、集めたお金を「お金を借りたい企業に融資する」仲介サービスです。
今後はどのように資産運用していくか
今後は、投資信託の比率をもう少し増やしていく予定です。
ただし、預貯金の比率が下がり過ぎないように残しておくつもりです。
当面の目標は、投資信託等のリスク資産:預貯金 = 4:6 くらいです。
その理由は3つあって、ちょっと専門的な内容も含みますがご紹介します。
1. 収入が減るため
ひとつ目の理由は単純で、セミリタイア後では収入が減るためです。
サラリーマン時代は毎月一定の収入がありましたので、ある程度はリスクをとって投資信託などの比率を増やしていましたが。
今後は現金の上積みが期待しにくくなるので、より安全な資産割合に変えていくということです。
2. 投資信託(外国株式型)の価格下落に備える
ふたつ目は、投資信託の価格下落に備えるためです。
投資信託というのは、株式や債券などの「寄せ集め商品」であり、いろんな種類があります。
その中でも高いリターン(利益)が期待できるのが「外国株式型(とくに米国株式型)」の投資信託です。
私も、保有している投資信託の中身は「外国株式型」がメインとなっています。
投資信託は価格が上がったり下がったりしますので、大きく価格が下落すると自分の資産額も減ってしまいます。
外国株式型(とくに米国株式型)の投資信託であれば、一度価格が下がっても、長期的には上がっていく可能性が高いと言われています。(過去何十年もそうだった)
とはいえ、先のことは分かりませんので、保有比率を増やし過ぎないようにしようと思っています。
3. 債券の魅力が小さい
最後の理由は、債券の魅力が小さいことです。
債券とは国や企業などが資金調達のために発行するものです。国が発行すれば「国債」、企業が発行すれば「社債」となります。
債券は株式に比べて、期待できるリターン(利益)は小さいけれど、値動きの幅も小さい(リスクが低い)という特徴があります。
そのため、株式と債券に資金を分散させることで、投資のリスクを減らすという手法がよくとられます。
しかし、最近は低金利のため、あまり債券を購入するメリットがありません。
そこで、株式型の投資信託のリスクを分散させるために、債券ではなく現金保有しておく予定です。
(なお、ここでいう債券は「国内債券」のことを意味しています。外国債券は為替リスクがあるので外国株式のリスク分散としては弱いという考えです)
いまは国内債券の期待リターンより、「ネット銀行の金利のほうがまだマシかも」と思っています。
たとえば、私が利用している楽天銀行の場合、楽天証券と連動させることで普通預金金利が0.1%になっています。
ほかにも、より高金利なネット銀行もあるようなので、今後はそちらに預金の一部を移動させることも考えています。
(大手銀行は定期預金の金利も0.002%になってしまいましたので、、、)
ただし、私が知らないだけで他の方法もあるかもしれませんので、いろいろ調べてみるつもりです。
セミリタイア後に、預貯金の比率を高めに維持する理由についてまとめます。
- 収入が減るため、安全資産の比率を高くする
- 投資信託(外国株式型)の価格下落に備える
- 債券の魅力が小さい(高金利のネット銀行に預金する)
今後、方針や状況が変わるようなことがあれば、このブログ内でご紹介したいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。