46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

1dayインターンシップに参加するときのマナーについて(グループワーク)

1dayインターンシップでは、会社説明や職場見学のほかに、グループワークを通じて会社の業務の一部分を体感してもらうイベントが含まれることがあります。

 

今回はそのようなグループワークに参加するときに気をつけたほうが良いことについて説明します。

『ん?気をつけたほうが良いことなんてあるの?』と思われるかもしれません。

 

ここでぶっちゃけておきたいのは、1dayインターンシップでは学生さんが仕事の内容や職場の雰囲気を体感する、つまり『その会社が自分に合っているかを判断する』のが大きな目的ですが、それとは逆に、会社側も『その学生さんと一緒に働きたいと思えるか、自社の業務にマッチしそうかを観察している』という事実です。

 

したがって1dayインターンシップでの印象は、もし学生さんがその企業に実際に応募した場合の選考過程に明らかに影響します。

グループワークでは自分の考えを発言したり、ほかの参加者や社員とディスカッションしますので、傍から見ているとどのような人物かが分りやすいのです。

 

では実際に、どのようなことに気をつけたらよいかを説明していきます。

まず、ある程度積極的に発言することが大切なのは言うまでもありません。

発言が多いほど良いというわけではないですが、さすがにほとんど話さないような学生さんは、こちら側の印象にもほとんど残らないです。

 

また、自分の主張ばかりを通さず、他のメンバーの意見をよく聞くことも大切です。よく聞くというのは、分りにくいことがあったら質問してみたり、『それはこういうこと? 』と他者の発言を言い換えてみたりすることを含みます。

 

これがうまく出来るとグループワークを円滑に進める進行役(ちょっと難しい言葉を使うと、ファシリテーターと言います)ができます。

議論の進行役ができるというのは、多くのビジネスシーンで役に立つスキルですので、その素質がある学生さんはポイントが高いです。

 

とはいえ一つ注意点として、積極的になろうと頑張りすぎて、空回りしてしまっては逆効果です。

実際、そのような学生さんもたまにいらっしゃいます。積極的にグループワークを進行しようとする意気込みは感じられるけど、他の参加者の意見を上手くまとめることができすに結局議論がスムーズに進まなくなってしまうようなケースがあります。

無理して背伸びしようとせず、自分にできる範囲で、グループワークに真摯に取り組むことがよいでしょう。

 

最近、とても印象に残った学生さんがいたので紹介します。

その方はグループワークの最初の方は、それほど発言もなく目立たなかったのですが、ほかの参加者の意見を一生懸命聞いて、分らないことは質問するなどとても前向きに取り組んでくれていました。

そして、グループワークの終盤では発言量も増えてきて、最後はチームで出た意見をうまくまとめて発表していました。

グループワークという短い時間のなかでも成長している様子が見て取れ、とても印象深かったです。

他人の話しを素直に聞き、好奇心をもって取り組む姿勢を持てるというのは、貴重な資質だなと感じました。

 

1dayインターンシップでグループワークに参加するときは、無理をし過ぎず自然体で、他人の意見や考えをよく聞きながら、楽しむ気持ちで取り組んでみてください。