お金だけじゃない! 仕事を通して得られる3つの『よろこび』
こんにちは。
新型コロナウイルスの影響で入社式を中止、縮小する企業も多く、例年とはちがう重い雰囲気のなかで2020年度が始まりました。
今回は、仕事を通して得られる3つの『よろこび』についてご紹介します。
これから始まる社会人生活に期待と不安を感じている新入社員の皆さんや、仕事のやりがいを見失いかけた社会人の方々に読んでいただけたらと思います。
仕事の目的はお金だけ?
新社会人の皆さんは、初任給で何を買おうかと想像を膨らませているかもしれません。もちろん、生活の糧となるお金を稼ぐことは仕事をする理由のひとつです。
しかし、『仕事はお金を得るためだけのもの』『お金を使ってプライベートを充実させたい』と割り切ってしまうのはもったいないです。
仕事を通して得られるものはお金だけではありません。そこに気づくことができたら、それは人生がより楽しくより豊かになるチャンスです。
仕事を通して得られる3つの『よろこび』
1. 成長するよろこび
- 『できなかったことができるようになる』
- 『わからなかったことがわかるようになる』
成長すること、すなわち成功体験を得ることは誰にとっても嬉しいものです。
先日、NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』で『小さい子供がなぜシールを同じ場所に貼るのか』について紹介していました。
小さいお子さんは人気キャラクターなどのシールを一度貼ったら、その場所の近くにほかのシールも貼り続けます。
なぜなら、大人のような器用さをまだ身につけていない小さな子供にとって、シールをうまく貼れるというのは『成功体験』だからです。
一度シールを貼った場所はかんたんに成功体験が得られるとわかっているから、何度も繰り返すそうです。
それほど成功体験というのは人間にとって根本的な欲求なのだと思います。
仕事を通して成功体験が得られることで、この先もがんばろうというモチベーションが湧いてきます。
2. 感謝されるよろこび
仕事は一人で行うものではありません。社内の自部署や他部署の多くの人たちと協力しながら進めていきます。
そのとき、誰が見てもわかりやすい資料を作成するとか、頼まれた仕事を予定より早く仕上げるようなことができれば、感謝される機会が増えます。
これはお客様に対しても同じことが言えます。
お客様の期待を超える成果(たとえばよい製品、よいサービスを提供するなど)を出すことができれば、『御社に仕事を頼んでよかった』『あなたに仕事を頼んでよかった』などと声をかけていただけるかもしれません。
このような感謝の言葉をいただけると『働いていてよかった』と嬉しい気持ちになります。
3. 信頼されるよろこび
会社の上司や同僚、お客様から感謝されるような仕事を積み重ねていけば、相手からの信用を得ることができます。
信用を得るとは、過去の実績を考慮して『この人は仕事を任せることができる人だ』と認識してもらうことです。
信用が得られると、『つぎも任せてみよう』『またあなたに仕事をお願いしたい』と信頼していただけるようになります。
このような信用・信頼はかたちがなく目には見えないものですが、人間関係のなかに確実に存在し、われわれはそれを感じることができます。
信頼して仕事を任せていただけるのは、プレッシャーになることもありますが、自信や誇りをもって働けることに繋がります。
よろこびを得られない職場に注意
お金だけではない、仕事を通して得られる3つの『よろこび』について紹介しました。
一方で、これらのよろこびは『自分の心がけや取り組みがよくても必ず得られるわけではない』ということに注意が必要です。
たとえば、あまりにルーチン性が高い仕事で、毎日同じことの繰り返しであれば成長するよろこびは感じにくいです。
また、お互いに認め合ったり褒めあったりする文化が欠如している職場では、いくら他人に配慮した仕事をしても感謝されないかもしれません。
このような会社で働いていたら、信用を積み上げ、信頼して仕事を任せてもらえるような体験は得られにくくなるでしょう。
したがって、もしあなたの職場や会社が今回紹介した3つのよろこびを得られにくい環境であると感じたなら、移動願いを出したり転職するなど環境を変えることを検討したほうがよいかもしれません。
まとめ
仕事を通して成長することで、周りから感謝される仕事ができるようになります。
感謝される仕事を積み重ねて信用を得ることで、より信頼して仕事を任せてもらえるようになります。
私たちの人生のなかで仕事をしている時間が占める割合は小さくありません。
その時間を不毛に過ごすのか、よろこびを感じながら過ごすのかは、人生の豊かさに直結すると思います。
働くよろこびを感じることができるよう、仕事のやり方を工夫したり、職場環境を選んだりすることをお勧めします。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。