マスクを手洗いしていて思ったこと
相変わらずマスクが手に入りにくいですね。
わが家は妻が花粉症でストックがあったため、それほど慌てずにすんでいます。
それでも先が読めないので、マスクは手洗いして何度も使いまわすようにしています。
これまではマスクの手洗いなんて一度もやったことがなかったですが、実際にはそれほど手間ではなく、清潔な状態で使えて気持ちがよいです。
『耳ひも』がゴム製のマスクであれば数回以上の手洗いにも耐えるので、かなり長期間使えることがわかりました。
マスクを手洗いしていて、『そういえば最近、もったいないと言ったり聞いたりしなくなったな』と思いました。
私はいま45歳ですが、小さい頃はよく『もったいない』という言葉を周囲の大人が言っていた記憶があります。
『もったいないから残さず食べなさい』
『まだ使えるから捨てるなんてもったいない』
モノが少なかった時代を生きてきた年配の方ほど、大事にしなければいけないという意識が強いといわれています。それから経済成長を経て物質的な豊かさが満たされるにつれ、『もったいない』という感覚自体が薄れてきたのでしょう。
あまりに『もったいない』という意識が強いと、モノが捨てられずにゴミが溜まるということはあります。使っていないもの、使う予定のないものを断捨離するのはたしかに大切だと思います。
しかしいまは、なんでもかんでも安いからといって買っては捨てるを繰り返すのではなく、使いまわしたりリサイクルする意識を高めていく時期に来ているのかもしれません。
大量消費する社会から、循環させる社会へと変革していく。
そのためには行政や企業が果たす役割が大きいのはもちろんですが、われわれ一般消費者も自分にできることを考え実行していくことが大切ではないでしょうか。
『マスクを全世帯に2枚ずつ配ること』の是非を議論している場合ではなく、日本人が忘れかけた『もったいない』の心を思い出し、モノを大切に扱うことをみんなで考えていきたいものです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。