46歳からのセミリタイア生活

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【資産運用の失敗談①】株(カブ)の塩漬けをつくったこと

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こんにちは。

当ブログにお越しくださりありがとうございます。

今回はわたしの資産運用の失敗談をご紹介したいと思います。

なぜ失敗談を語ろうと考えたか、、、

 

それは、「成功談を語るより、失敗談のほうが人の役に立つんじゃないかな?」と考えたからです。

 

資産運用をやっていて、「わたしは〇〇して成功しました」というような成功談をよく聞きます。

でもそれは、ほかの人がマネしようとしても有効な方法かはわかりません。

その理由をあげると

  • これまでうまくいった方法が、この先も使えるかはわからない(未来のことは誰もわからない)
  • その人の状況(年齢、家族構成、保有資産など)によって目指すゴールが異なる

 

一方で、「これはやらないほうがよい」という資産運用の落とし穴は、だれしもに共通することが多いです。 

そんな落とし穴を紹介することで、資産運用に関心がある皆さまのお役に立てたらと思います。

  

なお、資産運用や投資にあまり馴染みがない方のために、用語の解説も少し記載しています。

資産運用についてすでに知識がある方は、失敗談のところだけご覧くださいませ。

 

 

そもそも資産運用ってなに?

資産運用とは、自分がもっているお金を貯蓄・投資して、効率的に資産を増やそうとすることです。

広い意味では、銀行にお金を預けているだけでも、利息がつくので資産運用しているといえます。

 

でも、、、金利が高かった昔と違って、いまは超低金利時代です。

この4月には、とうとう大手銀行が定期預金の金利を年0.01%から0.002%に引き下げました。

100万円の定期を組んでも、利息は年20円にしかなりません、、、

これだと「効率的に資産を増やす」とはとうてい言い難いですね。

 

なので、株式投資や投資信託のような仕組みをつかって資産を増やそうとすることを、現在では資産運用と考えるのが一般的となっています。

 

筆者の資産運用経験

わたしは40代に入るまでは資産運用などまったく興味もありませんでした。

それがあるきっかけで「不動産投資」の勉強をすることになりました。

 

結局、不動産投資はやらなかったのですが、この4年くらいで株式投資、投資信託、外国為替証拠金取引(FX)、クラウドファンディングなどいろいろ試してみました。

 

「うまくいったこと」「失敗したこと」「まだ結果がわからないこと」

いろいろありましたが、そのなかで失敗したことや、友人から聞いた失敗談などを、お伝えできたらなと思います。

資産運用の初心者がやってしまいがちな「落とし穴」について知っていただくきっかけになれば幸いです。

 

 

 

失敗談(株の塩漬けをつくったこと)

今回ご紹介するのは、株式投資に関する失敗談です。

「株(カブ)の塩漬け」とは、購入した株式の値段が大きく下がって、売るに売れなくなってしまった状態のことです。

 

株式投資とはなにか

企業が事業をおこなうには、多くのお金が必要です。

たとえば自動車メーカーであれば、工場をつくるための資金や、新車を開発するための研究開発費などが必要となります。

消費者に車を売るまでは売り上げはでないけど、車を作って販売するまでにはとても多くのお金がかかります。

そこで、お金を集めるための手段として、企業は銀行からお金を借りたり、「株式」という証書を発行して資金を集めたりします。

 

株式を保有している人のことを「株主」といいます。

株主は企業が利益を出したときに、その一部を「配当金」としてもらったり、会社の重要な経営方針などを決める「株主総会」に出席して決議に投票することもできます。

 

「株式投資」とは、株式を売買して利益を得ることです。

われわれが購入できるのは「証券取引所」に上場(じょうじょう)している株式会社の株式です。

株式の価格(株価)は、その企業の業績、世の中の景気、投資家の売買動向などいろいろな影響をうけて上がったり下がったりします。

投資家は、株価が安いときに購入して、高いときに売却することで、その差額分の利益を得ることを目指します。

 

なお、株式を保有していると、先にあげた配当金のほかに、「株主優待」が得られる企業もあります。

その企業の事業に関連したサービスを受けれたりする、ちょっとしたオマケのようなものです。

 

「株の塩漬け」のつくりかた

下のチャートは、ある企業の株価の変動を示したものです。

2019年の3月中旬、ネット証券から株式を購入しました。

前年には最高値を更新しており、その後いったん値下がりしましたが、「また上がるかもな~」と期待しての購入でした。

ところが、、、 

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その後はずっと株価が下がり続け、売るに売れない状況となってしまいました。

そして今年のコロナ暴落です。

現在では購入時の40%くらいの値段であり、ここで売っても60%もの損失になってしまうし。

もとには戻らないかもしれないですが、少しは買値に近づくことを期待して、保有し続けるしかない状態です。

これで「株の塩漬け」が見事に完成しました、、、

 

ちなみに、株式投資に慣れた人であれば、「株の損切り」をします。

これは購入した株価が下がり始めたときに早めに売って、それ以上の損失を防ぐ方法です。

損失がでることが分かったうえで売却するので心理的なハードルが高く、自分なりの明確なルールにしたがって「作業」として処理することが必要となります。

 

株式投資は初心者向けの資産運用には向いてない

この経験からわたしが学んだことは、「株式投資は初心者向けではないな」ということです。

もちろん、世の中には株式投資で利益を得ている人もたくさんいます。

でも、一時期的には利益を得ることができても「勝ち続けることは難しい」と言われています。

「これから株価が伸びる会社」を常に予測するのはとても難しいからです。

 

「会社四季報」という企業の特色や業績推移をまとめた分厚い書籍があります。

本屋で平積みされてることもあるので、見たことがある人もいると思います。

株式投資で利益を出し続ける人たちって、会社四季報を愛読書にするくらい熱心に企業研究しているような投資家がほとんどなんじゃないかなと、、、

 

一方で、資産運用している人が保有している金融商品として、もっとも割合が高いのは「国内株式」という調査結果があります。

下表は、QUICK資産運用研究所が2019年11月に全国の20~74歳の個人約5000人に対して実施した「個人の資産形成に関する意識調査」からの抜粋です。

 

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(参考・参照)QUICK資産運用研究所「個人の資産形成に関する意識調査」

この調査では約24%の人が国内株式を保有している結果になっています。

けっこういますよね。

実際、わたしの友人・知人でも株式投資をしている、あるいは過去にしたことがあるという人はかなりいるように思います。

そして多くの人に共通しているのが、わたしと同様に「株の塩漬け」経験者という、、、

 

資産運用初心者向けの金融商品は?

それでは、これから資産運用を始めようという人は、何を購入したらよいのでしょうか?

その答えは先の表で第3位にあがっている「投資信託」ではないかと、わたしは思います。

ただし、投資信託といっても非常に多くの種類があって、どれでもよい、どんな買いかたでもよいというわけではありません。

ちゃんと知識を得てから購入すべきです。

 

ここでも「やらないほうがよいこと」をご紹介しておきます。

それは「銀行にいって相談すること」です。

これだけは絶対ダメ!と断言してもよいレベルなので気をつけましょう。

 

もし投資信託にご興味があれば、「経験者が書いている書籍」から知識をえることをお勧めします。

 

まとめ

株式投資での失敗談をご紹介しました。

はじめて資産運用を始める人が、いきなり株式投資に手をだすのはちょっと危険かなと思います。

「辛すぎて食べれない」塩漬け株をつくってしまうことになる可能性が高いので、、、

 

そもそも、資産運用をしたほうがよいかについても、人それぞれで正解はないのかなと思ったりします。

ただ、わたしたちは資本主義社会のなかで生活しているので、資産運用するというのは自分が生きている社会の仕組みを知るということにもつながります。

 

そういう面では、まったくやらないよりは、ちょっとは経験してみようかなと考えて少しずつでも取り組んでいくことをお勧めします。

 

本日もさいごまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

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