世代ごとの特徴をマンガで例えてみると?【職場の環境改善】
こんにちは。
当ブログにお越しくださりありがとうございます。
先日の記事で「最近の若者は〇〇だから、、、」と大人がついつい言いたくなる理由についてお話ししました。
この記事の要点は次の二つです。
- 時代が変化するにつれ、若者の価値観や考えかたも変わる
- 「自分の過去は棚に上げる」心理的な作用で、若者が衰退しているように感じる
若者批判をしてしまう理由を知ることが、イライラ解消につながるかなと思ったのが、記事を書いた動機です。
今回はさらに一歩踏み込んで「世代間での特徴の違い」について、漫画で例えながら考えてみます。
世代間ギャップをお互いに認識することで、すれ違いを防ぐことができたらよいな~と思ってます。
1940~60年代生まれ:「巨人の星」
「団塊(だんかい)の世代」というワードは有名ですね。団塊の世代は1947~49年生まれのべビーブーム世代です。
また、1950年代生まれを「しらけ世代」、1960年代生まれを「新人類世代」と呼ぶことがあるそうです。
生まれた年代と「〇〇世代」との関係は、下の記事がとても参考になりました。
1940~60年代に生まれた人たち(いまの50~70歳代)は、戦後の復興から高度経済成長を経てバブル崩壊にいたるまで、まさに日本が「右肩上がり」だった時代を経験してきました。
高度経済成長期の、日本人がむしゃらに働いていた時代を象徴するのが「巨人の星」です。
主人公の星飛雄馬(ほし ひゅうま)は、父親である星一徹(ほし いってつ)の厳しい英才教育のもと、「巨人の星」をめざして努力と根性でひたすらにがんばります。
特訓からあみだした「大リーグボール」などの必殺技を武器に、星飛雄馬は他球団のライバルたちと戦っていきます。
がんばって働いた分だけ生活がどんどん豊かになっていく時代背景に、「巨人の星」がマッチしたのかなと思います。
高度経済成長期を経験した世代に共通の価値観は「がんばれば報われる」ではないでしょうか。
理不尽や業務量過多をものともせず、それらを乗り越えてこそ明るい未来につながる、と。
多くの会社で、ベテラン社員や経営層がこの世代に当てはまります。
時代が変わってきていると頭ではわかっていても、自分たちが青春を過ごしてきたときの感覚が気持ちの面では抜けきらない。
そんな人も多いだろうし、仕方がない面もあるのかなと思います。
1970年代生まれと「ドラゴンボール」
平成にはいるとバブルが崩壊し、そこから「失われた30年」ともいわれる長い景気低迷時代が訪れます。
わたしも含め1970年代生まれは、「就職氷河期世代」や「ロストジェネレーション(ロスジェネ)世代」ともいわれます。
この時代の代表作といえば『ドラゴンボール』です。
主人公の孫悟空(そんごくう)は、ライバルであり親友でもあるクリリンとともに修行の日々を送ります。
厳しい修行に耐えて強くなった悟空たちは、強敵を打ち倒します。
その経験を通じてより成長した彼らは、その先に待ち受けるさらなる強敵と戦っていきます。
悟空やクリリンの奮闘は、自分のスキルを磨いて新たな仕事に挑戦しようとするロスジェネ世代の姿と重なります。
厳しい就職活動を乗り越え、入社してからは成果主義によって同期との競争を強いられてきた、、、
この世代は「専門職」への志向が強く、会社を自己成長の場ととらえる傾向があるといえます。
1980~1990年代生まれと「ワンピース」
いまの20代~30代前半は「ゆとり世代」と呼ばれています。
子供のころからスマホをもち、SNSに慣れ親しんだ「デジタルネイティブ世代」ともいわれます。
この時代を象徴するのは「ワンピース」です。
海賊王を夢見る少年「モンキー・D・ルフィ」は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて冒険の旅にでます。
仲間たちとの友情を描いた感動的なエピソードが読者の心をとらえ続けてきました。
ルフィの仲間である「麦わらの一味」の面々。
「ロロノア・ゾロ」「ナミ」「ウソップ」「サンジ」「チョッパー」たち
彼らのなかに上下関係はなく、そこあるのは「海賊王に俺はなる!」というルフィの想いに共感した同志としてのフラットな関係です。
ルフィたちの関係性は、SNSの世界で明確な上下関係なくフラットなつながりを経験してきた「デジタルネイティブ世代」につうじます。
このワンピースには、若手社員を成長させるヒントが隠されていると思います。
それは、会社として何が達成したいかという明確なビジョンを示し(ワンピースの場合「海賊王に俺はなる!」というルフィの意志)、仲間である同期や同僚と協力しあいながら仕事に取り組めるような環境にすることです。
まとめ
「世代間での特徴の違い」について、漫画で例えてみました。
世代間ギャップをお互いに認識することで、若手社員からベテラン社員まで皆が働きやすい職場になったらいいなと思ってます。
ただし、「〇〇世代」とひとくくりするのは、注意も必要です。
やっぱり、いろいろな人がいますので、、、
世代に関係なく、人それぞれの個性をちゃんと見ることが大切ですね。(と、自分に言い聞かせてます、、、)