上司が不機嫌だと生産性がさがる理由とは?
こんにちは。
当ブログにお越しくださりありがとうございます。
夏季休暇明けからいろいろ忙しく、一週間ぶりのブログ更新となってしまいました。
暑すぎてちょっと気力が低下しているのもありますね。
食欲不振まではいってないけど、体がだるかったり重い感じがする日もあって、本調子ではないです。
ほんとうに早く涼しくなってほしい、、、
さて、今日はタイトルのとおり「上司が不機嫌だと仕事の生産性がさがる理由」について書いてみたいと思います。
気分屋の上司がいる組織で起こること
あなたの近くに、気分屋の上司はいませんか?
機嫌が良いときと、悪いときの差が大きいような人です。
見るからに機嫌が悪そうだと話しかけづらいし、意を決して何かを報告したとしても、感情的な応対をされてしまうかもしれません。
そんな上司のもとで働く部下は、きっと上司の顔色を伺いながら、機嫌の良さそうなときを狙って、仕事の進捗連絡や相談をするようになるでしょう。
その結果、起こりそうなことを挙げてみます。
- 報告が遅くなった分、アクションを開始するのも遅くなる
- 報告内容に問題がないか、精査することに時間をかけ過ぎるようになる
- 悪い報告ほど、上がってこなくなる
こういう状態だと、いろんな仕事が遅延したり、何か問題が起こったときの対応が遅れてより深刻な事態に発展する可能性が高くなりそうですよね。
仕事の生産性という意味では、間違いなく低下します。
職場の生産性をあげるために必要なこと
すみやかに意思決定して、職場の生産性をあげるためには、部下が上司に報告・相談しやすい状態を保つことが必要です。
そのために、上司は「自分の機嫌は、自分でとる」べきです。
とうぜん、気分の浮き沈みは誰にでもありますが。
職場では、それをなるべく見せないようにして、いつでもウエルカム状態にしておくこと。
こういうことが自然にできたり、すぐにはできなくてもその重要性に賛同して「雰囲気づくりを大事にしようと努力できる」ことは、リーダーにとって大切な資質の一つかなと思います。
企業の経営陣や人事部は、管理職を選ぶときに人柄も重視すべきだと、私は考えていますが。
実際には能力重視(=仕事ができる人を選びがち)なことが多くないでしょうか。
生産性とは
少し話がかわりますが、生産性についてご説明します。
生産性の定義は次のとおりです。
生産性=アウトプット/インプット
したがって、生産性をあげるためには、より少ない労力と投入物(インプット)で、より多くの価値(アウトプット)を生み出せばよいことになります。
企業にとって、生産性をあげることは重要です。
なぜなら、生産性が高いほうが利益を得やすく、事業を継続・拡大させることができるためです。
ちなみに、国際的にみて日本の生産性がさがっているという話は、最近よく見聞きするようになってきています。
1. 日本の時間当たり労働生産性は 46.8 ドルで、OECD 加盟 36 カ国中 21 位。
・OECD データに基づく 2018 年の日本の時間当たり労働生産性(就業 1 時間当たり付加価値)は、46.8 ドル(4,744 円/購買力平価(PPP)換算)。米国(74.7 ドル/7,571 円)の 6 割強の水準に相当し、順位は OECD 加盟 36 カ国中 21 位だった。名目ベースでみると、前年から 1.5%上昇したものの、順位に変動はなかった。主要先進 7 カ国でみると、データが取得可能な1970 年以降、最下位の状況が続いている。
(出典):日本生産性本部「労働生産性の国際比較」
「日本生産性本部」の調査によると、日本の「時間当たり労働生産性」はOECD(経済協力開発機構)加盟36か国のなかで21位であり、先進7か国では最下位の状況が続いているそうです。
細かくみると、業界・業種によって生産性の国際順位は大きく異なります。
生産性が低い理由も、いろいろな要因が複雑に絡んでいると思います。
ただ、日本特有の根回しや忖度(そんたく)文化は、生産性をさげる要因になっているんじゃないかなと、個人的には思っています。
仕事を進めるとき、関連するメンバーや部署にあらかじめ話しを通したり、それぞれの立場に配慮した行動をとるようなことです。
仕事をスムーズに進めるために必要な部分もありますが、それが過剰なために余分な仕事をたくさん生み出して、生産性をさげていると考えています。
上司に気をつかうことも、そういう文化があるから余計に必要なわけで。
今回お話しした、上司の機嫌と職場の生産性が直結してしまう現象も、日本企業の特色なのかもしれませんね。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございました。
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