46歳からのセミリタイア生活

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サラリーマン時代に嫌だったこと③【上司は選べない】

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「サラリーマン時代に嫌だったことシリーズ」の第3弾となります。

 

会社員にとって、上司の存在は大きいです。

 

良い上司にめぐり会えたら、仕事がやり易かったり、自分が成長するきっかけを与えてくれるかもしれません。

逆に、ダメな上司であれば、◯◯ハラスメントの被害者になってしまうかも、、、

 

残念ながら、上司を選ぶことはできません。

「上司を選べない」ことは、私にとって長い間、大きなストレスの要因でした。

 

こんな上司、いませんか?

21年間のサラリーマン生活のなかで、尊敬できる上司もたくさん見てきました。

厳しくても、あとから振り返ると自分を成長させてくれたと感謝することもあります。

しかし、上司の存在がストレスとなったり、「会社を辞めたい」と考えるきっかけになったことも正直あります。

 

特定の人物というわけではなく、私にとって苦手だったり嫌だった上司の特徴を、ピックアップしてみます。

 

・すべてを自分で決め、部下を徹底管理しようとする上司

・重箱の隅をつつくような指摘が多く、なかなか新しいことにチャレンジさせてくれない上司

・気分屋で、機嫌が良いときと悪いの差が大きい上司

・自分より上役の人と接するときと、部下と接するときで態度が急変する上司

 

こういう上司に共通するのは、次のような意識の欠如でした。

・部下を信頼して、仕事を任せようとする

・部下が働きやすい環境となるよう、気を配る

 

モンスター上司が生まれるわけ

客観的に考えれば、部下が働きやすい環境を整え、人を育てることに注力する人物を管理職として採用したほうが、組織のパフォーマンスは向上しそうに思えます。

しかし実際には、傍若無人にふるまって組織を私物化するような人物が、組織の長になるのはよくあることです。

わるくいえば「モンスター上司」と命名したくなるような管理職が生まれてしまう理由は何でしょうか?

 

それは、人事権をもっている経営者や組織のトップが「目先の利益を追求しがちなため」ではないかと、私は考えています。

経営者や組織のトップは、「今月」や「今期」といった直近の会社(自組織)の業績をとても気にします。

そのために、短期間で成果をあげることが可能な「仕事ができる優秀な社員」を管理職に就けたくなります。

 

しかし、個人として優秀な社員が、人を育てたり組織をまとめることも得意とは限りません。

「すぐには目が出なくても、長期的に組織を育てていける人物を管理職に就ける」という視点の欠けた人事が行われた結果、

任命された「優秀な人材」もまた、短期的な業績を上げることに注力するようになり、部下へのケアは後回しになる。

こうしてモンスター上司が生まれ、「人が育たない」「離職者が増える」といった悪循環となっていく、、、

 

偏った考えかもしれませんが、多くの組織で同じようなことが起こってるんじゃないかと想像します。

 

 

苦手な上司から逃れるには?

「イヤな人物からは逃げるのも一手」、というアドバイスを見かけることがあります。

明らかなハラスメントであれば、社内外のホットライン等に相談できるかもしれませんが、

そうでなければ、会社を辞めるでもしない限り、上司から逃れるのは難しいです。

退職はそうそう簡単に選択できる手段ではないし、悩ましいですよね。

 

誰にでも出来ることではありませんが、「自分が上司になる」という考えかたもあります。

以前、私が「この人は尊敬できるな」と思っていた上司の一人から、こんな話を聞きました。

「自分が管理職になろうと思ったのは、昇進して権力を得ることで、いろいろな不利益から部下を守ることが出来るからだ」

すべて本心だったのかは分かりませんが、それを聞いて感銘を受けました。

こんな上司が増えたら、働きやすい組織、社会になっていくだろうなと。

 

私も課長職としての在任中、

決して「部下に気に入られようとする」ということではなく、

「部下が働きやすいよう、仕事のやり方や、人間関係も含めた職場環境を整備していける」

そんな上司になれたらいいなと考えていました。

退職したことで、その想いは道半ばとなりましたが、、、

 

【過去ブログ】

サラリーマン時代に嫌だったこと①【社内用の携帯電話】

サラリーマン時代に嫌だったこと②【オープンなオフィス環境】

 

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