リタイア資金はどこに預けるのがよいか?~大手銀行の200倍金利のネット銀行で口座開設してみた~
私の場合、セミリタイア資金の一部を資産運用に回し、残りは預貯金として保有しておくつもりです。
セミリタイア後の資産をどのように運用するか【アセットアロケーション】
大手銀行に預けておいても、いまの金利は0.001%なので、得られる利息は微々たるものです。
「もう少し金利がよい預け先はないかな~?」と探したところ、普通預金の金利が0.2%という、大手銀行の200倍もの利息が得られるネット銀行がありました!
その名は「あおぞら銀行BANK支店」です。
さっそく、口座開設して預貯金の一部を移動させました。
今回は「あおぞら銀行BANK支店」のメリット、デメリットをご紹介します。
あおぞら銀行BANK支店とは
あおぞら銀行は関東を中心に店舗をもつ普通銀行です。
BANK支店とは、店舗や窓口のない「ネット支店」であり、口座開設から資金管理まで、すべてをスマホやパソコンから操作します。
通帳も印鑑登録もなく、キャッシュカードのみ発行されます。
口座開設は、専用アプリをダウンロードして、スマホから行うようになっています。
実際にやってみたところ、案内にしたがって必要事項を入力したり、運転免許証をスマホカメラで撮影するだけで、簡単に手続きが終わりました。
あおぞら銀行BANK支店のメリット
最大のメリットは、普通金利が業界No.1の0.2%(税引き前)であることです。
大手銀行の金利が0.001%(税引き前)なので、実に200倍もの高金利ということになります。
たとえば100万円を預けたとします。
大手銀行で得られる利息は、年間で8円(税引き後)です。
これがあおぞら銀行BANK支店では、年間1,594円(税引き後)となります。
0.2%でも大した金額にはならないんですが、リタイア資金のように預貯金額が大きくなってくると、大手銀行の利息と比べて無視できないくらいの違いが出てきます。
なお、大手銀行と比べて金利が高いネット銀行は他にもありますが、高金利にするために条件つきの場合が多いです。
たとえば、私が主に資産運用口座として利用している「楽天銀行」の場合は、通常は0.02%の普通預金金利が、「楽天証券」を口座開設して連結させることで、金利0.1%にあがります。
あおぞら銀行BANK支店は、なにもしなくても最初から金利0.2%のところが魅力ですね。
「うまい話しには裏があるんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
大手銀行と同じく、預金保険制度(ペイオフ)の対象なので、1,000万円まではちゃんと保護されます。
あおぞら銀行BANK支店のデメリット
金利0.2%は、将来にわたってずっと約束されているわけではありません。
変動利率なので、そのうち下がってしまう可能性もあります。
口座開設数を増やしたいために、今はがんばって期間限定のキャンペーンをしているのかも。
また細かいところでは、手数料無料のATMが少ない(ゆうちょ銀行なら無料)、他行への振込手数料を無料にする条件がやや厳しい、といったデメリットもあります。
普段使いにせず、預貯金専用口座と割り切れば、これらは問題ないと思います。
なお、BANK支店を利用するには、スマホやパソコンを普段使いしていることが必須となるので、それらを持たない人にとってはネット銀行であること自体がデメリットとなります。
リタイア資金としてだけでなく、「大手銀行にずっと眠っている預貯金」がある方は、あおぞら銀行BANK支店の口座開設を検討されても良いかもしれません。