46歳からのセミリタイア生活

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Wi-Fi中継器を使ってテレワークの通信環境を改善しよう

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コロナウイルス感染症拡大にともなう緊急事態宣言の影響で、私が勤めている会社でも急にテレワークが始まりました。

はじめてのテレワークをやってみると、パソコン作業中に無線Wi-Fiの通信状態が悪くストレスを感じるようになりました。

 

私が仕事をしているのは、Wi-Fiルーターを置いてる場所とは違う部屋です。通信状態が悪いのはルーターからの距離が遠いのが原因と推測しました。

そこで、『Wi-Fi中継器』を設置してみたところ、通信状態が改善して快適に仕事ができるようになりました。

今回の体験をもとに、Wi-Fi中継器設置のポイントをご紹介します。

 

 

Wi-Fi中継器とは

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親機(Wi-Fiルーター)に『WPSボタン』がついているかも確認しておきましょう。

 

Wi-Fiの電波は、ルーターからの距離が遠いほど弱くなります。

また、あいだに壁や家具などの障害物がある場合は、電波がより遮られやすくなります。

Wi-Fiルーターを設置している場所とは別の部屋でパソコンやスマホを使っていて「つながりにくいな」と感じたら、『Wi-Fi中継器』の出番です。

 

Wi-Fi中継器とは、無線Wi-Fiルーター(親機)からの電波をキャッチし、親機から離れた場所の子機(パソコンやスマホなど)に電波を中継してくれるデバイスです。

 

購入するときの機種選びのポイントは、Wi-Fiルーターと同じメーカーだと安心ですが、『WPSボタン』がついていれば別メーカーでも簡単に接続できます。

また、『デュアルバンド同時接続』できるタイプを選ぶのがよいとされています。

おそらく最近の機種は対応してるものが多いのではないかと思います。(デュアルバンド同時接続についてはあとで説明します)

参考までに私が購入したタイプのものを記事の末尾に紹介しておきます。

 

Wi-Fi中継器の設置場所

Wi-Fi 中継器を購入する前に、設置場所を検討することをお勧めします。設置場所の条件は「Wi-Fiの電波がちゃんと届く場所」です。

中継器は微弱な電波を増幅してくれるわけではないので、中継器自体がルーターから遠すぎると受信状況を改善できません。 

 

電波がちゃんと届くかはスマホに表示されるアンテナの本数をみてもよいですが、『Wi-Fi Analyzer』などのアプリをインストールすればより正確にチェックできます。

 

www.nahonestly.com

 

Wi-Fiルーターから中継器までの距離(あいだの遮蔽物も考慮して)と、中継器から子機(スマホやパソコン)を使う場所までの距離が同じくらいであればオッケーです。

 

 

 

実際に接続してみよう

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コンセントに直接差し込んで使います。コンパクトで場所取らずです。

 

購入した中継器が届いたら、さっそく接続してみましょう。

まずはWi-Fi ルーターのすぐ近くで、中継器をコンセントに差し込みます。次にWi-Fiルーターと中継器それぞれの『WPSボタン』を押して接続します。

接続できたら、中継器をいったんコンセントから外して設置場所のコンセントに差し込みます。

あとは子機(パソコンやスマホ)のWi-Fi設定から中継器のSSID(アクセスポイントの名前)を選択し、暗号キーを入力したら終了です。

 

このあたりの手順は中継器の種類やWPSボタンの有無で異なるため、詳細は付属の説明書を参照ください。

 

周波数帯の使い分け

少し細かい話ですが、Wi-Fiには2つの周波数帯があります。2.4GHz(ギガヘルツ)と5.0GHzです。

  • 2.4GHz 遠くまで届くけど通信速度は遅くなりやすい
  • 5.0GHz 通信速度は速いけど遠くまで届きにくい

 

私も以前はあまりよくわかっておらず、動画や漫画をスマホで見ていて「読み込みが遅いな~」と感じていましたが、接続を2.4GHzから5.0GHzに変えたらサクサク動くようになった経験があります。

 

最適な周波数帯の組み合わせ

2種類の周波数帯があるのは、Wi-Fiルーターと中継器の通信だけでなく中継器と子機の場合も同じです。ということは、2×2で4通りの組み合わせがあることになります。

どの組み合わせがよいか分からなかったので、すべての組み合わせを試してどれが速いか確認してみました。

 

通信にはダウンロード(下り)とアップロード(上り)がありますが、通常はダウンロードのスピードが重要なので下りのデータをとりました。

以下のサイトにアクセスするだけで簡単に通信速度がはかれます。

 インターネット回線の速度テスト | Fast.com

 

結果を次に示します。

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Wi-Fi中継器と子機(スマホ)の周波数帯別の通信速度(下り)

単純に考えると、5.0GHz×5.0GHzの組み合わせが速そうです。

でも以外なことにもっとも速いのは中継器の受信が2.4GHzでスマホへの送信が5.0GHzという組み合わせでした。

 

この場合の通信速度は70Mbps (megabit per second)であり、5.0GHz×5.0GHzの組み合わせと比べて2倍の速さでした。

これは同じ周波数帯で中継すると、受信と送信を同時におこなうことで速度が半分になってしまうためのようです。

したがって、異なる周波数帯で受信と送信ができる『デュアルバンド同時接続』が可能な中継器がよいということになります。

 

私の場合は中継器が2.4GHzで子機が5.0GHzという組み合せが最速でしたが、逆の組み合わせ(中継器が5.0GHzで子機が2.4GHz))が速い場合もあるかもしれません。

通信速度が気になる方は自分で確認してみるとよいと思います。

 

まとめ

Wi-Fi中継器を設置することで通信状態が改善し、テレワークでパソコン作業するときのつながりにくいストレスが解消されました。

Wi-Fiルーターから遠い場所でパソコンやスマホを使っていて「つながりにくさ」を感じている方は、検討されてみてはいかがでしょうか。

 

参考までに、私が購入したWi-Fi中継器をご紹介します。『WPSボタン』つき、『デュアルバンド同時接続』対応となっています。

 

 

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