46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

1dayインターンシップを開催する企業側の意図とは

前回まで、1dayインターンシップに参加するときのマナーについて紹介してきました。

この話題の最後に、1dayインターンシップを開催する企業側の意図、何を期待して開催しているのかを説明したいと思います。

これはおおきく3つに分けることができます。

①マッチング

②プロモーション

③社員教育

 

最初の①マッチングについては、学生さんに自社の業務内容や職場の雰囲気を体感してもらうことで、入社してから『こんなはずじゃなかった』とならないようにしたい、ということです。

若手の離職率はどの会社にとっても大きな関心毎です。せっかく育てた新入社員が2~3年以内に退職してしまうと寂しいですし、育成に欠けた労力が活かされなくなってしまいます。

企業側、学生側がお互いのことをよりよく知ってから入社していただくことで、若手の離職をできるだけ防ぎたいという意図があります。

 

次の②プロモーションとは、インターンシップを通じて多くの学生さんに自社のことを知ってもらうことで、認知度を上げたいとうことです。認知度、ブランドの向上は企業にとって重要なテーマです。多額の経費を使ってテレビCMを打つのもそのためです。

また、参加者によい印象を与えることができたら、口コミも期待できますし、それがより多くの学生さんに応募いただくことに繋がって欲しいと考えています。

 

最後の③については、インターンシップに関わる自社の社員にとっても、よい経験になるということです。

まず、若い人と接するのは社内の活性化に繋がります。職場に若手社員が入ってくると新鮮な気持ちになって空気感が変わりますよね。

1dayインターンシップは1日だけのイベントですが、1シーズンに数回は実施するので、比較的多くの学生さんが自社を訪れてくれることとなり、活性化効果が出やすくなります。

また、インターンシップでは自社の仕事内容を学生さんに分りやすく伝えるため、自分の会社の特徴(業界での位置づけ、他社と比べた強み)や、仕事のどんなところにやりがいを感じるかなどについて、改めて考える機会になります。

それが自分の会社と仕事についての理解を深めたり、モチベーションの向上につながります。

 

企業側、学生側の双方にメリットがある1dayインターンシップという仕組みが、今後もうまく機能していくことを願っています。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。