46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

退職意志の伝え方とタイミングについて

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こんにちは。

 

20年以上勤めた会社を今月末で退職し、セミリタイアすることになりました。

先日、最終出社を終えて、いまは有給休暇を取得中です。

会社に行かなくなってまだ10日程度ですが、もっと時間が経ったような気がしています。

 

最終出社日を過ぎるまでは、このブログでも退職のことは一切書いてきませんでした。

ですので、退職を決めてからの経緯について、今後の記事で振り返っていきたいと思います。

 

今回は、退職意志を「だれに」「いつ」「どのように」伝えるべきかについて。

せっかくなので、一般的に言われていることも交えつつ、自分の体験を書いていきます。

退職を考えている方の参考になれば幸いです。

 

退職意志は誰に伝えるか

退職意志は必ず「直属の上司」に伝えるようにします。

「少しご相談(お話し)したいことがあり、お時間いただけないでしょうか」

という感じでアポ取りをして、面談の時間をとってもらいます。

 

直属の上司以外に、先に相談することはマナー違反です。

あとでトラブルの原因となる可能性もあるため、避けましょう。

 

なお、退職することが確定したあとに、職場の他のメンバーへの伝達の仕方についても、上司と相談しながら進めるのが無難と思います。

 

 

 

退職希望を伝えるタイミング

一般的には1~3か月前に伝えるのがよい、といわれています。

遅すぎると引継ぎなどに影響して迷惑をかける可能性があるし、早すぎると辞めるまでの期間が長くなって(職場環境によっては)居心地が悪くなってしまうかもしれません。

有給休暇が多く残っていて消化したい場合は、その期間も上記に加味する必要があります。

 

就業規則、本人の仕事内容やポジションなどによっても変わってくると思いますので、状況に合わせてタイミングを考えましょう。

 

わたしの場合は少し特殊事例かもしれません。

・管理職であり組織編制やチームマネジメントへの影響がある

・セミリタイアのため次の転職先を決めておらず、明確な期限はない

 

このような事情もあり、自分のなかで「ここまでには辞めたい」という期限を決めておいて、その期限からおおよそ半年前には、退職の意志を伝えました。

その結果、「できるなら期限ぎりぎりまで居てもらえるとありがたい」と言われたので、期限いっぱいまで在職することになりました。

 

退職意志の伝えかた

わたし自身、管理職を数年やっていたこともあり、これまでに部下から退職の相談をされたこともあります。

「退職意志を伝えられる側の立場」も踏まえつつ、退職意志の伝えかたについてご紹介します。

 

面談のアポ取りについては「相談したいことがある」という感じでもよいです。

しかし、相談する(余地がある)のは「最終出社日」や「仕事の引継ぎ」などについてであり、「退職する意思は固い」ということは、明確に伝えるべきです。

 

また、退職理由については必ず聞かれます。

このとき、「仕事の不満や問題点」などネガティブなことは言わないようにしましょう。

これを言ってしまうと、「問題点を解決すれば、引き留めることができるのではないか」と思われてしまう可能性があるからです。

 

退職理由はポジティブな理由を言うのがよいです。

転職先が決まっているなら正直に伝えればよいし、決まっていなくても「やりたいことがある」というような伝えかたでよいでしょう。

わたしの場合は後者で、「以前から考えていたやりたいことがあり、退職させていただきたい」と伝えました。

 

転職先が決まっている場合は、そう言ってもらえた方が上司の立場からしてもありがたいです。

もし辞めてほしくない人材であっても「引き留めるのは難しいな」とあきらめがつくし、さらに自分の上司に報告するときも、説明しやすいためです。

ただし、「転職先の企業名」まで具体的に答える必要はありません。

これは相手も気をつかって聞かない場合も多いと思いますが、仮に聞かれたとしても、「お伝えできるタイミングがきたらお話しします」という感じでやんわりお断りしましょう。

 

よく「円満退職が大事」といわれますが、すべてのケースに当てはまるとは限らないとわたしは思います。

たしかに円満退職したほうが、自分の気も楽だし、将来的にも仕事のつながりがあるような場合は有利かもしれません。

しかし、退職がスムーズに進むかどうかは、上司や会社側の対応によっても変わってくるでしょう。

 

退職を伝える側としては、自分の都合だけを押し付けるのではなく、最終出社日や引継ぎなどの面では融通できますよと、柔軟な姿勢をみせたほうがよいでしょう。

それでも無理を言ってくるような場合は、円満退職にこだわるよりも、「退職する」という自分の目的を第一に優先したらよいかと。

 

たまに「強引な引き留めにあった」とか「退職させてくれない」というような記事を見かけることがあります。

「退職代行」というような仕組みもあるくらいだから、現実なんでしょうね。

強引な引き留めをしたところで、退職者の心象を悪くして会社にとってはマイナスしかないし、わたしには全く理解できない行動ですが、、、

 

さいごに

新卒から勤めていた会社を辞めるということで、すべてが初めての経験でしたが、困難な状況になることはありませんでした。

上司や同僚も含め、皆がわたしの将来のことを考えた発言をしてくださいました。(引き留めるにしても、背中を押すにしても)

これは本当にありがたいことでした。

 

退職を伝えたり、退職までの期間を過ごすことはドキドキする気持ちもありましたが、次のように考えて、あまり気にしないようにしました。

 

「自分が考えるほど、周りは自分のことを気にしていない」

「人が一人いなくなっても、会社の仕事はまわっていく」

 

本日はここまでです。

読んでくださって、ありがとうございました。