46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

サラリーマン時代に嫌だったこと②【オープンなオフィス環境】

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こんにちは

「サラリーマン時代に嫌だったことシリーズ」の第2弾となります。

 

解放感あふれるオフィスの罪

前職のとき、数年前に建て替えがあり、新しいオフィスになりました。

そのときに採用されたのが、「流行りのオープンなオフィス環境」です。

広いオフィススペースに、仕切りのまったくないデスクが配置されており、座る場所は決まっていない(フリーアドレス)という、今どきのオフィスです。

 

私は、仕切りのないオープンなオフィス環境が苦手でした。

その理由は「仕事への集中力がそがれる」からです。

前回の社用携帯電話を持ちたくない理由と同じなんですが、、、

 

仕切りがないので、周囲の人の動きがどうしても目に入ってきますし、会話や電話の声も聞こえてきます。

仕事に集中していて気にならないときもありますが、集中できない原因になることもありました。

 

とくにキツかったのは「感情的なやり取り」を聞かされることです。

口論と言わないまでも、ちょっと議論が白熱したときの感情的なやり取りや

電話口で部下を叱責する上司の声など

「怒り」の感情をともなった声に対しては、とくに敏感に反応してしまいました。

 

これは性格によってかなり異なるのかなと思います。

周囲で感情的なやり取りがあっても「自分には関係ないこと」として気にせず聞き流せる人もいれば、私のように過敏に反応してしまう人もいる。

 

幸いなことに、会社から支給されていたのはモバイルパソコンでした。

集中できないときはいつも、建屋の中でも人が少ないスペースに避難して仕事をしていました。

(本当はずっと人のいないところに居たかったですが、管理職は上役の近くに座る、という謎のルールがあったので、それなりに気をつかっていました、、、)

 

最適なオフィス環境は人それぞれ

そもそも、オープンなオフィス環境にすること自体、メリットを何も感じることができませんでした。

よくいわれるメリットは「周囲とのコミュニケーションがとりやすい」ことだと思いますが

もし、新しいアイデアを出すことが求められるような仕事であれば、オープン環境が良いかもしれません。

しかし、事務処理や資料作りのようなワーク中心であれば、仕切りがあって周囲と隔離された環境のほうが、作業効率が高くなるはず。

オフィスワークであれば、後者のような「パソコンに向かって集中する」作業が大半ではないでしょうか。

 

また、周囲の動きや音が気になりやすいタイプの人にとっては、オフィス環境が作業性に及ぼす影響は大きいです。

であれば、個人スペースをきっちり作って、ちょっとした立ち話やミーティングができるコミュニケーションスペースは別で用意するオフィスのほうが、よほど合理的かなと思っていました。

  

テレワークが「プレセミリタイア生活」に

そんな私ですので、コロナ禍でテレワークになったときは快適に過ごすことができました。

緊急事態宣言を受けての急なテレワーク導入でしたので、体制が整うまでは非常に忙しく精神的にもキツかったですが。

テレワーク環境が整ったあとは、「会社にいくより全然いいな」と思いながら働いていました。

そのころには退職することは決めていたので、偶然にも私にとっては「セミリタイア生活でずっと家にいる状態」をプレ体験する機会となったのです。

「テレワークでずっと家にいるのはキツいよ」という同僚も多かったですが、私は自分がずっと家にいて平気なタイプということを認識できました。

 

 

オフィスで働くにせよ、テレワークを取り入れるにせよ、「従業員の目線に立って、働きやすい状態になるよう工夫すること」が、企業の経営者に求められるのだと思います。

結果としてそれが、会社の成長にもつながることですので。

 

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