はじめての確定申告はe-Taxで申請しました
2020年の9月末で会社を退職したので、今回はじめて確定申告をしました。
その体験記を書いてみたいと思います。
セミリタイアと確定申告
そもそも確定申告とは、1年間の所得に対して税金(所得税)を納めたり、払い過ぎた税金を取り戻すための手続きです。
サラリーマンであれば、会社が毎月の給料から所得税を源泉徴収し、年末調整で清算してくれるので、原則として確定申告は必要ありません。
一方、年の途中で退職した場合は、年末調整がされていません。
セミリタイアでそのまま再就職しない場合、自分で確定申告をする必要があります。
確定申告のやり方
確定申告書の書類作成方法は大きく分けて、「手書き」、「確定申告書作成書コーナー」、「会計ソフト」の3つがあります。
今回私は、確定申告書作成書コーナーで申告書を作成しました。
確定申告書等作成コーナーは国税庁のホームページにあり、案内に従って順番に必要事項を入力していけば、自動的に申告書を作成することができます。
さらに「e-Tax」と呼ばれる電子申告システムを使えば、税務署に行かなくても、自宅からインターネットで申告書の提出ができます。
e-Taxに必要なもの
e-Taxを使えば「一度も税務署に行くことなく」確定申告を終えることができます。
いくつかのやり方があるのですが、私は「マイナンバー方式」を利用しました。
その際、必要なものは次の2つです。
・マイナンバーカード
・ICカード リーダーライター
マイナンバーカードを持つことに抵抗がある方もいるようですが、持っておくと便利なことが多いです。
また、ICカード リーダーライターというのは、マイナンバーカードに記録された情報を読み込むための装置で、パソコンに接続して使います。
私が買ったのはこんなのです↓
使うときは、USBでパソコンにつないだ後、マイナンバーカードを挿入します。
(向きにちょっと注意が必要で、マイナンバーが記載されている裏面を上向きにして挿入します)
また、ログインするとき、「利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)」が必要となります。
なお、私が選択した方法以外に、次のようなやり方もあります。
①マイナンバーカード+スマホで申告
マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンがあれば、ICカード リーダーライターがなくても電子申告できます。
②利用者識別番号で申告
利用者識別番号(半角16桁の番号)があれば、マイナンバーカードとICカード リーダーライターがなくても電子申告できます。
利用者識別番号は、Web上、税務署に行く、郵送のいずれでも申請・取得することができます。
電子申告してみた結果と感想
自宅から一歩も出ることなく、確定申告できるというのは、かなり便利でした。
e-Taxについては、必要なソフトをインストールするなど、最初の設定がやや煩雑です。
マニュアルを見ながら進んでいけば大丈夫ですが、パソコン操作に慣れてない人だと途中でつまずいてしまうかもしれません、、、
申請書の作成については、所得の種類や金額、各種控除の金額などを、画面の案内にしてがって入力していきます。
ただし、所得税のしくみについて何の知識もないと、意味が分からず苦労するかもしれません。
私は、退職してから税金の勉強をしたおかげで、それほど問題なく申告を終えることができました。
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1年の途中で退職すると、年末調整をしていません。
その場合、確定申告することで払い過ぎた税金が戻ってくる(還付される)可能性が高いんですよね。
この還付金額を少しでも増やそうと思い、退職してからいろいろ調べて準備してきました。
その結果、それなりの金額が還付される見込みとなりました!
今は、還付金が振り込まれるのを待っている状態ですので、無事に還付されたら記事にしたいと思います。