46歳からのセミリタイア生活

セミリタイアのお仕事や資産運用について語ります

仮想通貨はセミリタイアの資産運用に向いているか?

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仮想通貨(暗号資産)の代表格といえばビットコインです。

昨年(2020年)の年末あたりから大きく値上がりしていましたが、一転して先月5月には大きく下落しました。

今回は、「セミリタイアした後の資産運用に、仮想通貨がマッチするのか?」というテーマで私見を述べたいと思います。

 

  

仮想通貨への投資はアリと思う。でも条件付き!!

結論としては、「セミリタイア後の資産運用資金のうち、ごく一部を仮想通貨に割り振るのは悪くない選択肢」と思います。

つまり、すでに株式投資や不動産投資など資産運用を実践している人が、新たな投資先の一つとして検討する余地はある、ということです。

 

逆にいうと、資産運用をしたことがない人がいきなり仮想通貨投資から始めたり、経験者でも運用資金のうち仮想通貨の割合を大きくし過ぎることは、NGな行動だと思います。

 

仮想通貨がメインの運用手段にならない理由

仮想通貨投資の割合をごく一部に留めたほうがよい理由は2つあります。

ひとつ目は、値動きが大きい(=リスクが高い)ことです。

リスクが高い運用手段は、大きく儲かる可能性があると同時に、大きく損をする可能性もあります。

たとえば、つみたてNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)のような制度でよく利用される株式型のインデックス投資信託と比べた場合、ビットコインは数倍以上の大きさで値段が乱高下しています。

 

ふたつ目は、資産としての将来性が不透明なことです。

株式市場であれば、過去100年以上も成長し続けてきた歴史と実績があります。

しかし、仮想通貨は新しい仕組みであり、今後も成長し続けるのか(資産になるのか)、いまがピークで減少していくのか(負債になるのか)は分かりません。

 

目安としては、投資資金全体のうち、数%程度(いくら多くても1~2割以下)にしておくのが良いかなと、個人的には考えています。

 

セミリタイア資産の仮想通貨運用

仮想通貨を保有して良いのは「自己資産全体の〇〇%」ではなく、あくまで「投資資金のうち〇〇%」です。

セミリタイアした人や、その準備をしている人は、ある程度の資産を持っているでしょうから、この点はなおさら強調しておきたいと思います。

 

たとえば5,000万円のセミリタイア資産があるとします。

このうち、半分の2,500万円を預貯金、もう半分の2,500万円を株式や投資信託として保有しているなら、その人は50%の割合でリスク資産を持っていることになります。

この2,500万円のリスク資産のうち、たとえば4%に相当する100万円を仮想通貨に割り振る、という感じです。

 

同じ5,000万円のセミリタイア資産でも、リスク資産の割合が少ない人は、もう少し仮想通貨の割合を増やしても良いかもしれません。

しかし、運用資金が高額になれば、その分リスクも抑えるべきかと。

結局、資産全体の中で、自分がとれるリスクをコントロールしていくということです。

 

仮想通貨の話題から少しそれますが、このリスクコントロールという概念はとても重要です。

とくにセミリタイアすると、会社員時代と比べて収入が激減する可能性があるため、安全運転を心がけるのがよいでしょう。

先ほども触れたとおり、預貯金などの安全資産(日本国債や一部の貯蓄型保険も含む)と、株式や投資信託などのリスク資産の割合は、たとえ経験者でも半々くらいにしておくのが無難というのが、私の考えです。

 

それでも仮想通貨に投資する理由

私自身は、ビットコインを保有しています。(他の仮想通貨も今後保有するかもしれませんが、検討中です)

なぜなら、仮想通貨(正確には暗号資産)に将来性を感じているからです。

今はまだ、法整備が追いついてなかったり、他にもいろいろなリスクがあるのは確かですが、、、

新しい技術や概念が浸透するには時間がかかるでしょうから、これから少しずつ普及していくのかなと想像しています。

あくまで想像ですので、どうなるかは分かりませんけれども、、、

 

仮想通貨の始めかた

仮想通貨の始めかたや注意点についても、簡単に触れておきます。

始めること自体はわりと簡単で、「仮想通貨取引所」で口座開設し、入金すればすぐに取引が開始できます。

色んな取引所がありますが、大手4社のいずれかで口座開設すればよいと思います。

・Coincheck(コインチェック)

・bitFlyer(ビットフライヤー)

・GMOコイン

・DMM Bitcoin

 

ちなみに、私はCoincheckを利用しています。

ホームページはこちら👇 

コインチェック

 

なお、仮想通貨を売買するとき、「販売所形式」と「取引所形式」の2種類があることは知っておきましょう。

積立購入などで長期運用する人は「販売所形式」でも良いと思いますが、少しでも安く(手数料をかけずに)購入したい場合は「取引所形式」を利用します。

 

仮想通貨運用で注意すべきことは?

いろいろとありますが、大きくは以下の3つかと思います。

1. 値段の変動が大きい

繰り返しになりますが、仮想通貨の価格は乱高下します。

たとえば、2021年5月には、1ヵ月間に約45%も暴落しました。

これくらい変化しても平然としていられる投資金額が、仮想通貨で運用して良い範囲だと思います。

 

2. セキュリティ等のリスク

サイバー攻撃やインターネット上のトラブルに関するリスクがあります。

防ぎきれないリスクは仕方がないですが、最低限、自分でできる対策(パソコンのセキュリティ対策やパスワードの管理など)はしておきましょう。

 

3. 税制や法令のリスク

実際に運用するとき、税金周りにも気をつける必要があります。

 

仮想通貨の場合、会社員などの給与所得者であっても、もし年間20万円以上の利益が出たら自分で確定申告する必要があります。

現時点では、仮想通貨で得た利益は「雑所得」に分類されるため、もし大きな利益が出た場合、支払う所得税や住民税が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

なお、仮想通貨は損益の管理も自分でやる必要があります。

(ネット証券で投資信託を運用するときのように、年間取引報告書を出してくれません、、、)

私は最初、よく分からずに自分でエクセルで計算しようとしていました。

が、その後調べてみると、自動で計算してくれるサービスがあることを知りました。

 

いくつかのサイトがありますが、私は以下のサービスを利用しています。

完全無料の仮想通貨税金計算サービス【CRYPTACT(クリプタクト)】

仮想通貨取引所のサイトで売買履歴のファイルをダウンロードし、それをアップロードするだけで、簡単に損益計算ができるので便利です! 

 

最後に

セミリタイア資産を預貯金で管理し、全く資産運用していない人もいるでしょう。

それはそれで良いし、全く否定されるものでもないと思います。

間違った運用をして、資産を減らしてしまうよりは、よほどマシですよね。

いずれにせよ、自分に合ったやり方で、きちんとした知識のもとに判断していくことが重要かなと。

仮想通貨の運用を検討されている方も、くれぐれもリスクコントロールを意識したうえで取り組まれることをお勧めします。

 

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